「SEOって結局なにをやればいいの?」
「ちゃんと考えてWEBサイトを作りたいけど何をどうやったらいいの…」
そんな相談をいただく機会が増えています。
実際、クライアントさんから
「SEO対策で、1ページ内に検索してほしい単語を10個以上入れておいてください」
とお願いされることもまだあります。
確かに、昔は“キーワード詰め込み時代”がありましたよね…。
その名残で、「とにかく狙いたい単語をたくさん入れる=SEO」とイメージされている方も多い印象です。
一体SEOの正解ってどの辺りなんだろう?
今回は、ラフスタイルの八木が、日頃からお世話になっている同業者のお二人と“いまどきのSEO”について、ざっくばらんに話を聞いてみました。
🎯登場人物
- 八木:デザイン・ディレクション担当。クライアントからの「SEO相談」にどう応えるか悩み中。
- Aさん:Web制作・デザイン会社の代表。マーケティング・サイト制作・広告運用まで一貫して支援する実務派。
- Bさん:グラフィックデザイナーかつコーディングもタイポグラフィーもこなす凄腕デザイナー。
SEOを強くしたいという相談

「SEOを強くしたい」と相談を受けると、どの辺りまでご提案したらいいか毎回悩みます。
キーワード戦略やコンテンツ改善をプロ目線でアドバイスを求められるのですが、お二人は、こういう相談ってどう対応されていますか?

正直なところ、SEO対策って昔に比べてすごくシンプルになっていると感じています。
昔は、
- キーワードを無理やり詰め込む
- 被リンクを大量に買う
- タイトルタグを細かくいじり倒す
みたいな「小手先テクニック」で、ある程度なんとかなった時代もありました。

まさに、さっき話した“キーワード詰め込み”のイメージですよね。

今の検索エンジンは本当に賢くなっていて、「不自然な詰め込み」はむしろ評価を下げることになります。
いま重視されているのは、
- 文章として自然であること
- 文脈が通っていて、読み手にとって分かりやすいこと
- 訪問者の「知りたい」にちゃんと応えていること
こういう、人間から見ても「いい文章だよね」と感じるポイントなんです。
「人間にとって良い文章かどうか」が、そのままSEOにも効いてくる時代になっている、ということですね。
ちゃんと「まともなサイト」を作る

内部SEO対策として、サイトの中身では具体的に何をしてますか?

もう本当にシンプルで、
- ターゲットにとって有益な内容を載せること
- タイトル・見出し・本文をきちんと構造化すること
この2つに尽きると思っています。
ターゲットについては例えば
- 「誰に向けたサイトなのか」
- 「その人はどんな悩み・疑問で検索してくるのか」
をはっきりさせたうえで、その悩みを解決するページをちゃんと作る。
その上で、
- タイトル(titleタグ)
- 見出し(h1〜h2)
- 本文の流れや段落の区切り
を整理して、読みやすく・伝わりやすくする。結果として、検索エンジンからも理解されやすくなる、というイメージですね。

「内部SEO対策」と聞くと、難しい設定をいじる印象がありますが、
結局は“まともなコンテンツを、まともな構造でつくる”に着地するんですね。

そうなんです。なのでアドバイスも、
「ちゃんと良いサイト作りましょう」で終わることが多いです(笑)
サイトの外側でやること

じゃあ、サイトの“外側”でやることはどうですか?
いわゆる“外部対策”と言われるところですが、「被リンクが大事」とはよく言われますよね。

そうですね。いわゆる「変なリンクを買う」とかは、もう完全にNGです。
そうではなくて、“権威のあるサイトからのリンク”を
一つひとつ増やしていくのが、今も昔も王道だと思います。
例えば、
- デザイン会社なら、デザイン系の協会に加盟して協会サイトからリンクしてもらう
- 自治体や商工会などの事業者紹介ページに登録して、そこから自社サイトにリンクしてもらう
こういうリンクって、ユーザーから見ても「あ、このサイトに載ってる会社ならきちんとしてそう」と感じますよね。
それは、そのまま検索エンジンからの評価にもつながりやすいです。

たしかに、SEO云々以前に「信頼される会社」の土台づくりは大事ですよね!ホームページの大元の役割です。
小手先のSEOより、独自性を

Bさんは、SEOの相談が来たときにはどんな話をされますか?

元も子もない話になっちゃうんですけど、
まずは「小手先のSEOを考える前に、自社の独自性をちゃんと作りましょう」と伝えています。
自社の強み・弱みをしっかり分析して、「うちはここが違う」というポイントを見つける。
それをコンテンツとして出していけば、結果的にSEOにも効きますし、AIO(AIが情報を要約・選別する時代)対策にもなると思ってます。

「SEOのために独自性を作る」というより、「独自性を発信していたら、それがSEOになる」という感覚ですね。

SEOそれ自体にはそこまで意味はなくて、“ちゃんと独自性のあるコンテンツを作れば、成果が上がる”
という話だと思っています。
独自性を出す気もないし、更新する気もほとんどない…というスタンスなら、
極端に言えば、無理にホームページを頑張る必要はないとも思っています。
- SNSで小さなつながりを大事にする
- 既存顧客へのフォローを手厚くする
といった別の手段のほうが効くことも多いです。

それ、クライアントさんにも率直に言ってしまうんですか?

言いますね(笑)
「本気でやるなら一緒に考えますが、
なんとなく“SEOやってます”と言いたいだけなら、むしろやめておきましょう」と。
その上で、僕が手に負えないときは、だいたいSEOのプロに相談しています。

ラフスタイルとしても、専門性の高い業種や検索競合の多いジャンルでは、SEOのプロと組んで進めています。
- 想定される検索ニーズ・キーワードの洗い出し
- サイト公開後の改善サポート
なども、外部の専門家と連携しながらご提案させていただいています。
あ!ここでいうキーワードの洗い出しは、
「ユーザーがどんな場面で、どんな言葉で検索してくるのか」をきちんと整理した、検索ニーズベースのキーワード設計のことで、昔ながらの「とにかくキーワードを詰め込む」スタイルとはまったく別物ですので、その点だけご注意ください。
導線なしでSEOだけで戦うのは無理

他SEO対策の提案で、気をつけている視点はありますか?

よくお伝えするのは、
「サイトを見てもらう導線を作っていないのに、アクセスが少ないのは当たり前です」
という話です。
SEOだけでなんとかしようとするのは、今の時代、かなりハードモードです。
- 広告(Google広告、SNS広告)
- ポスティングやDM
- イベント・チラシ
などの入り口をちゃんと用意して、その先にサイトがある状態を作る。
SEOは、その中長期的な下支えくらいの立ち位置で考えるのが現実的かなと。

「無駄にSEOだけ相談するくらいなら、まず広告ちゃんと出しましょう」というのは、ほんと分かります(笑)
まとめ:これからのSEOをどう考えるか

SEOはテクニック論から、「ユーザーにとってちゃんと役立つサイトを作る」ことにほぼ一本化されたと思っています。
- 誰のためのサイトなのか
- その人の悩みを解決する情報があるか
- 構造が分かりやすく整理されているか
この3つを真面目にやるだけでも、十分戦えます。

僕はやっぱり、
「独自性を言語化して、コンテンツとして出し切る」
ここに尽きると思っています。
- 他社と何が違うのか
- なぜこのサービスをやっているのか
- どんな価値観で仕事をしているのか
そういったものを出していくと、自然と“その会社らしい”キーワードや、検索される文脈が見えてきます。

ラフスタイルとしても、「SEO対策やっておきますね」というより、
御社の独自性や強みを一緒に整理して、それをちゃんと伝わる形でサイトに落とし込む
そんな伴走の仕方ができればいいなと思っています。
そこのSEOに迷えるあなた!
「御社ならではの物語」を形にして
独自性を爆発させちゃいませんか?
その個性、尖らせないなんてもったいない。
最高の武器にしよう!
